よりみち日誌

記録しなければ忘れてしまう寄り道にこそ、感動の物語があるのではないでしょうか。

2015年7月のブログ記事

  • Yorimichi #16 豊島区で別れたんです。

    人生に必ず訪れるものの一つに、別れがある。 たまたま居合わせた豊島区のカフェで、若いカップルの別れの場に遭遇した。 別れは次なる出会いの予兆なのだよ、と声をかけたいのを我慢しながら、私自身の辛い別れと彼等を重ね合わせながら、本日のコーヒーを味わった。 ワカレ其ノ弐 「血のサラダ記念日」 私はその時... 続きをみる

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  • Yorimichi #15 池袋で別れました。

    人生に必ず訪れるものの一つに、別れがある。 たまたま居合わせた池袋のカフェで、若いカップルの別れの場に遭遇した。 別れは次なる出会いの予兆なのだよ、と声をかけたいのを我慢して、私自身の辛い別れと彼等を重ね合わせながら、本日のコーヒーを味わった。 ワカレ其ノ壱 「夕暮れのトトロ」 いつもご飯を一緒に... 続きをみる

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  • Yorimichi #14:那須塩原でタイムボカン!

    これは一体何なのか? ご存知の方がいらしたならば、ご教示いただきたいのです。 那須塩原のキャンプ場。 露天風呂に向かう途中、奇妙奇天烈なモノに遭遇した。 真っ白い卵の殻状のものから、真っ黄色な棒が延び、その先に真っ赤な玉が付いている。 この真っ赤な玉を「ポチっとな!」と押してみたならば、どこか遠く... 続きをみる

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  • Yorimichi #13:奥山田の滝と打ち水マン

    「…一体誰が着るってんだ…?こんなもん…」 梅雨明け宣言が出されたこの日は、午前中から30度を優に超える猛暑日。 暑さのピークを迎えんとする午後1時、私を含む14人の男女は、机上に置かれる4色のコスチュームを囲み立ち尽くしていた。 ここは、とあるマンションの中庭。 1時間後の午後2時より、年に一度... 続きをみる

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  • Yorimichi #12:鎌ケ谷無限loop

    「東経140度」 Jack Johnson の「Gone」を聴きながら良い気分で鎌ヶ谷市を歩いていると、道路でそんな表記を見つけた。 北はロシア、南はインドネシアやオーストラリアを通る東経140度。 日本では、栃木県宇都宮市、福島県会津若松市、秋田県大潟村などを通っていると、鎌ヶ谷市のホームページ... 続きをみる

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  • Yorimichi #11:秋葉原のアウトロー

    秋葉原にあるアメリカンなバーで、二人組の男達が海外のビールを飲んでいた。 そのテーブルに、目つきの鋭いもう一人の若い男が合流する。 その男は、すでにビールを飲み交わしていた二人に軽く会釈をすると「隣の店にヤツらがいます」と小さな声で言った。 私は偶然、そんな三人組の近くのテーブルで、この店の人気だ... 続きをみる

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  • Yorimichi #10:軽井沢と静寂の車内

    小学校時代の話。 朝から放課後まで、いっつも一緒に遊んでいた友達がいた。 その子は、どこかから転校してきた子で、よく笑う子だった。 いっつも一緒だったので、五年生になった時、同じ運動系のクラブ活動に入った。 週1回のクラブ活動ではあったが、私達は一生懸命練習した。 そのうち、クラブ活動の先生から、... 続きをみる

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  • Yorimichi #9:恵比寿最古の定食屋とお地蔵様

    恵比寿最古の定食屋『こづち』は、12時の時点で既に行列ができていた。 並んでいると、店内からおばちゃんがちょいと顔を出し、注文を聞いてきた。 「定食!」「肉どうふ!」「定食!!」 日替わり定食を注文する人が多いみたい。次は私の番なので、流れに任せて 「定食!」 とオーダーする。 中に入ると、カウン... 続きをみる

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  • 【番外】雨降りのお足元にご注意ください!

    今日は、寄り道の話ではありません。 いつもブログで、様々なお話を読ませてくれて、様々な気づきを与えてくれる皆様に、どうしてもお知らせしたい事があるのです。 ここ最近、雨の日が多いですが、先日行きつけのスーパーマーケットで、こんな場面に遭遇しました。 買い物カゴを持って小走りで惣菜売り場方面へ向かっ... 続きをみる

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  • Yorimichi #8:神楽坂の蕎麦しみる昼下がり

    ここ最近、鞄に忍ばせていた1冊の本。 読了したことから、彼とは今日でお別れだ。 私は明日から、別の本を鞄に忍ばせる事になり、彼は明日から、沢山の仲間達が住んでいる本棚で過ごす事になる。 そんな彼の名は、『ふるさとをつくる』(小島多恵子さん)。 情熱とバイタリティーで、ふるさとを元気にしていった方々... 続きをみる

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