よりみち日誌

記録しなければ忘れてしまう寄り道にこそ、感動の物語があるのではないでしょうか。

Yorimichi #6:新郷村のキリストの墓


ゴルゴダの丘で磔刑になったはずのキリスト。実はその後、生きて青森県に来ていた。キリストは青森県のある村に渡り、106歳という天寿を全うした。

昭和10年、そんな仮説が、茨城県にある皇祖皇大神宮の古文書から浮かび上がる。

その後、古文書の関係者が青森県三戸郡新郷村を訪れ、キリストの墓を発見。

さらに、1936年には考古学者の一団が、なんとそこで「キリストの遺書」を発見する。


額に十字を書く風習、ダビデの星を代々家紋とする家がある…。

青森県三戸郡新郷村では、地域に根付いた文化としてのミステリーを感じることができる。


八戸方面から車を走らせ20分ほど、辺りは次第に緑が生い茂る神秘的な風景へと移ろい、何か得体の知れぬモノに見られている様な感覚に陥る。(…様な気がする)


仄かな霧に包まれた森林と田園を進む車中で、「見てください」と地元の方が前方上方を指差す。

次の瞬間、初入村の私達は絶句することになる。



八戸市から十和田湖を経由し、再び青森県へと道を延ばす国道454号線。指差された方向にあるものは、そこにある案内標識だった。

「……!!」

一同の言葉を奪い、混乱の極致へと誘ったその標識には、【ピラミッド/キリストの墓】とある。まっすぐ行けばピラミッド、右に曲がればキリストの墓。

自分達は今どこにいるのか…。


「間も無くキリストの墓に着きます」


「……!…………‼︎‼︎」


キリストの墓ふもとのパーキングエリアで、再び私達は言葉と平常心を失う事になる。



【キリストっぷ】。



営業時間は十字架ら3時まで…。


「今は開いていませんが、このお店の名物は、【キリストのハッカ飴】です」

「………‼︎」


お祭りの際は、「ナニヤドヤラー、ナニヤドナサレノ」という意味不明の節回しの祭唄が伝えられているとの事。(新郷村ホームページより)



踊る女性が、少し怒っている様に見えるのは気のせいか。


ひっそりと、しかし、強烈に神秘を放つ魅惑の村、新郷村。


八戸方面へお越しの際は、寄り道をオススメしたい場所のひとつです!




Yorimichi with 「ルパン三世のテーマ」SOIL&"PIMP"SESSIONS

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